ネタバレ注意!
文芸春秋社「空と風と時と 小田和正の世界」追分日出子著11月22日(水)発売前日になりました。
色んなルートから内容が漏れ出してきてます。
それらの情報を踏まえて新刊本を手にする前の諸注意を確認しておきましょう。
…でないと日常生活に支障をきたしかねません。
字が細かい
632ページもある大作です。
しかも文字が細かい。
1ページあたり19行もある…と表現すればお分かりいただけるかと。
お手元にある書籍と比べてみてください。
例えば…
「小田和正ドキュメント1998-2011」小貫信昭著と比較すると…
1ページあたり15行しかありません。
「風のようにうたが流れていた 小田和正私的音楽史」小田和正著では…
1ページあたり20行…良い勝負です。この書物をお持ちならどんなものか確かめましょう。
寝るなら読むな
チョッと内容を見てみようかと8ページから始まる序章を読んだが最後、あなたは徹夜をする羽目になってしまいます。
翌日、11月23日は勤労感謝の日で祝日ですがお仕事の方は大変です。寝不足で頭がボ~状態になってしまいます。
ここは堪(こら)えて翌日がお休みの時に読みましょう。
序章は2022年6月2日「こんど、君と」でビッグパレットふくしまへ取材に行かれるオハナシから始まります。
序章でこの内容の濃さ!
まるでビデオ収録してそれを文字に起こされてるくらい細かいところまで描写されています。
しかも2021年の愛知県モリコロパークで開催された夏フェス、FUNDAY PARK FESTIVAL2021での小田さんの声のトラブルまで包み隠さず書かれてます。
どの辺で読むのをやめようか…と思案してる内にズルズル読んでしまい結局読み終えたら夜が明けてた…という方が続出することでしょう。
まるで私立探偵?
16ページ目から始まる本編に入ってからは追分さんの徹底した執念深い取材力が発揮されます。
ここまで調べんでもええんちゃうのんというくらいの文章が続きます。
例えば…小田さんの母方のご実家の和歌山県まで足を延ばされて…。
それはまるでNHK総合テレビジョンの「ファミリーヒストリー」の番組を観てるみたい!
小田さんが可愛そうなくらい赤裸々に暴(あば)かれます。
追分さんは評論家より私立探偵の方が向いてるかも?
今すべきこと
明日はこの読書で時間がつぶれてしまいますので、今日の内にやることは済ませておきましょう。
料理も作り置きしといて、「レンジでチン」状態にしておきましょう。
老眼鏡が合わない方はご自分に合った度数のを入手しましょう。100均で売ってますよ~。
邪魔になるパートナーは小遣いを渡して放牧しましょう。
インターフォンも鳴らないように。
とにかく読書に集中できる環境を作っておくのが重要です。
それでも読めない方々のために
付き人が読んだフリのできるツールを開発中です。
これなら完読した小田友さんとX(旧Twitter)やLINEでのやり取りに充分に話が合わせられます。
問題は面と向かって会う時…お手上げです。完読するまでは会わないよ~にしましょう。
さいごに
追分さんんが序章の最後で…
「音楽の神様に導かれ、ストイックなまでに自分の音楽を追求してきた、決して器用とも順調ともいえなかった小田和正の音楽人生の記録である。」
…と言い切られています。
この一文で追分さんの今回の評伝への取り組む姿勢が垣間見えるようです。
ではどっぷりと追分日出子ワールドに浸かってください。