本日、12月18日、大阪ステーションシネマでDr.コトー診療所「そして、ここに生きている。」を観てきました。
封切られたばかりなので、ネタバレ無しの感想、ツッコミを述べたいと思います。
なお、文中の写真はイメージです。
生存確認映画
テレビ放映から16年経ってもみんな元気でやってるよ~という感じの作品です。
テレビドラマからの視聴者なら懐かしさ溢(あふ)れる時間を過ごせます。
テレビドラマ終了後16年の間にお亡くなりになられたのは・・・
今福将雄さん(あきおじ役)2015年5月27日没94歳
西瓜(すいか)と藁草履(わらぞうり)の場面はコトーファンが選ぶ1,2位を競う名場面です。
今回、なぜかご出演されなかった昭英大学附属病院産婦人科医 原沢 咲さんもこのシーンに出られてます。
千石規子さん(内つる子さん役)2012年12月27日没90歳
おばあさん役は演技とは思えないリアルさが有りました。
https://ameblo.jp/hanana-m/entry-12484251810.html
ご冥福をお祈りいたします。
付き人のツッコミ所(ドコロ)
島の馬(与那国馬)が全く映りませんでした。
そこまでシーンの余裕が無かったのでしょう。
志木那島(与那国島)らしい風景描写が足りなかったのも残念です。
蛇足ですが・・・
実際に島に行かれた方ならご存じのよ~に至る所に馬の糞(ふん)が落ちています。
だからコトー先生が気軽に座って海を眺める…というのは映画の中だけのハナシです。
キレイに刈り込まれた芝に「糞」はひとつも落ちていません。
実際は・・・。
お尻の下に踏んでしまってます(・・;)
「ヤシガニラーメン」について
16年経ってもヤシガニラーメンの包装は3種類とも大幅な変更はありませんでした。(1回しか映画を観てなので自信は無いですが・・・。)
つぶれた船の場所
映画の撮影の時だけ林のそばから砂浜へ移動させはるみたいです。
映画では清掃されてキレイな砂浜になっていました。
まりこの店の外壁が・・・
西山茉莉子(大塚寧々さん)の居酒屋店の外壁がキレイになっていたのでは?
まだ1回しか観ていないので、次回、じっくりと再確認したいと思います。←また観に行くんかいな!?
診療所の外階段について
外階段の手すりもキレイ塗装されてからその上に汚れを付けて?これも次回、再確認します💦
受付、待合室あたりは・・・
あまり変更されずに当時のままだったのでは?
ドローンの活用
16年前のテレビドラマバージョンではヘリコプターを飛ばしていた空中からの映像も今やドローンでお手軽に!
ドタバタ
テレビの場合は1時間で1話完結なので問題を起こす人は1人だけ。その人を中心にゆったりと「島時間」で物語が進んでいきますが、今回の映画の場合2時間チョッとで、数多くの出来事がドンドン起こり、あり得ない展開になっていくドタバタ劇になってしまいました。テレビバージョンもあり得ないことが起こりますが1話に付き1~2回程度ですが、今回の映画は10分に1回は「それはないやろ!?」というツッコミを入れたくなるシーンの連発です。
最後のシーンは各鑑賞者の妄想、想像に任せる・・・と言う終わり方で行き場のないモヤモヤ感が沸き起こりました。
今日、1回観ただけでのネタバレしない程度の感想、ツッコミでした。
今回の映画は過去のシリーズのDVD販売のための宣伝用映画・・・と捉(とら)えれば腹も立たないでしょう。
これを機会に是非テレビドラマ版DVDのご購入をおススメします。
このコロナ禍でこそ観ていただきたいテレビドラマ(今回の映画ではありません。)
このコロナ禍で「医療とは?」「医師とは?」「看護師とは?」が問われる昨今。
昔、このドラマをご覧になって「コトー先生みたいな医師になるんだ!」「彩佳さんみたいな看護師になりたい!」と進路を決められた方も多いそうです。
そういった方も年月を経ると初心を忘れ・・・。
へき地医療に尽力される方には頭が下がる思いです。
残念なこと
①昭英大学附属病院産婦人科医 原沢 咲さんがご出演されなかった事。
観客動員数が一ケタ違ったかも?
②紫吹コウさんの挿入歌がなかったこと。
聴きたかったですっ!
小田さんと紫吹コウさんさんのオハナシはここをクリック
蛇足
エンドロールの中島みゆきさんが歌われる「銀の龍の背に乗って」の曲が始まるや否や、退出される方が多数いらっしゃいました。
これは意外です。
この物語の重要な位置を占めるこの歌を聴かずに席を立つなんて!
まさか終電に間に合わないから・・・というわけでは無いでしょう。
映画の内容に不満で、居てもたってもおれなくなり・・・?
ま、ヒトそれぞれですが付き人夫婦はエンドロールが終わるまでじっくりと余韻を楽しんでいました。
その間、離島めぐりが趣味の付き人は、いつ与那国島へ行こうか?などと考えていました。←おいおい!
尚、現在、与那国島ではチョッとしたドクターコトーフィーバーが起こって宿も取りづらくなっているそうです。
その内、他国の旅行者も増えてきそうで島じゅう大騒ぎになりそうなので、ほとぼりがさめてから訪問したいと思います。
是非、映画館でDr.コトーの世界を味わっていただき、その後テレビドラマのDVDを購入されドップリと沼に落ち込んでいってください。
このギスギスした世の中にあって周囲の人々に対してやさしい心が持てるようになります。