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新田和長さんのトークショー参加っ!

「アーティスト伝説:レコーディングスタジオで出会った天才たち」刊行記念 特別企画 著者新田和長トークショーに参加っ!


数多くのビッグアーティストや名曲を生み出してきたレジェンド・プロデューサー新田和長氏による、トークと音楽の特別イベント!!

第2部では高級オーディオによる高品質なレコード視聴が予定されています。

<ゲスト>

小説家 今野 敏

作詞家 吉元 由美

 (平原綾香さんの「Jupiter」作詞をされてます。)

◇日時

9月29日(日)開場12:30 開演13:00~(終演15:15予定)全席自由席

◇会場

昭和音楽大学 北校舎5階 ラ・サーラ・スカラ


参加の狙い


①当時、絶大な権力を握っていたレコード会社の「中の人」の証言は今まで全くといっていいほど無く、今回、発刊された著書には生々しい記述が随所にあります。それだけでも十分に満足ですが、またとない講演会なので、出版物には書けない「ここだけのハナシ」を是非、お聞きしたいです。

②本書の「まえがき」に「僕は学生バンドだった頃、自分たちの音楽が思うように作れない不満を持っていたので、自分が音楽制作の現場に立つようになったら、アーティストがつくりたい音楽を一緒につくっていこうとした。日本ではレコード会社がタレントや歌手よりも上位に立つという時代にあって、アメリカやイギリスのレコード制作現場のように、アーティストが主導権をもつようにしたいと思ったのだ…。」と書かれていますが…実際は、TULIPの「心の旅」のレコーディング直前にメインボーカルを財津さんから姫野さんへ変更させたり、二人のオフコースに全く異質な3人を入れたり…とアーティストが主導権をもつ…とは程遠いお仕事をされたのも…たしかなことです。そのあたりの事を質問コーナーがあれば是非、ご意見をお聞かせいただきたいものです。

③数々の無名のアーティストを発掘されてこられましたが、これは新田さんご自身が持って生まれた「勘」によるものでしょうか?それとも…。そのあたりの事を知りたいです。

④早稲田大学第一商学部のご卒業…という事で、要所要所に早稲田大学卒業の方々がが登場されます。やはり学閥…と言うか…出身学校の結束が固い事を痛切に感じます。その辺りの事に関してこれまでの実績に、どれくらいの影響を与えたのか…実際、お会いして何か分かれば良いのですが…。

会場に向けて出発っ!



10時から受付が開始された東北大学の小田さんイラストトートバッグは程なくして売り切れ!


付き人未踏の地「新百合ヶ丘」


駅前すぐの学校…遅刻しそうになっても走らなくて済みます😅



財津和夫さんからの装花…マメですね〜。


舞台上手(舞台に向かって右側)には…


オフコースの楽曲もご紹介いただけそうですね。


トークショーのあらまし


冒頭、正面スクリーンに新田さんの略歴が紹介された後、ファンハウス所属アーティスト宣伝ビデオが上映されました。

そして新田さんと司会役の作詞家:吉元由実さん、小説家:今野敏さんが登壇されました。

吉元さんは新田さんと「Jupyter」の打ち合わせの時、「宿命」は変えれないが「運命」は変えれる…とおっしゃられたそうです。

今野さんは、4年間ほど東芝レコードに在籍され、新田さんの部下としても働かれて、最後の仕事としてオフコース武道館10日間のお仕事に携われてたそうです。

新田さんを中心に上手に今野さん、下手に吉元さん…そして客席最前列ど真ん中には、新田さんを東芝音楽工業に勧誘した元上司の御年90歳の高嶋弘之さんが鎮座され、元上司と元部下に挟まれて新田さんも話しづらかったかもしれません。

8人のアーティストの楽曲が流れてそれぞれにまつわるオハナシをご披露いただきました。

その8曲の内、TULIPの「青春の影」、加山雄三の「海よ」、オフコースの「言葉にできない」、坂本九の「心の瞳」の時、新田さんはじっと目をつむり、その当様の事を思い巡らされている様子が印象的でした。

今野さんも「言葉にできない」の曲の間、感慨深そうに耳を澄ませて聴かれてました。


小田さんの涙


Yassさんからオフコースの脱退の意向を告げられた小田さんは1年半もの間、誰にも口外せずにひとりで抱えておられました。なぜならそれを言ってしまうと既成事実となってしまうからです。

新田さん曰く…「小田くんは悲しい時、泣くことはない。嬉しい時に泣く。だからYassさんへのメッセージソングでもある”言葉にできない”を涙して歌われたのは、Yassさんとの別れが悲しくて泣いているのでは無く、感謝の気持ちで嬉しくて泣いていた…」…中の人だからこそ言える証言でした。

うれしくて

うれしくて

言葉にできない〜♪

レコードでは最後…かすかに…「We are over …Thank you…」の男性の声を場内の全員で確認しました。

新田さんがこの本で言いたかったこと


音楽は1人ではできない。チームワークがあってこそ!

付き人の意見


レコード会社のプロデューサー、ディレクターはアーティスト以上の音楽的センスとリーダーシップ、そして時代の先を読むチカラを持ち合わせていなければ務まらない…と感じました。縁の下の力持ちで世間の評価を受ける機会が少なく、今回、新田さんの著書によってレコード会社の担当者…という職種がやっと日の目をみた…ってカンジです。

残念ながら質問コーナーは無く、付き人の課題は解消されませんでしたが、新田さんの人としての魅力を感じました。

ビートルズの音楽プロデューサーのジョージ・マーティンのもとへプロデューサーの仕事を学びに押しかける…など常識を逸脱した行動力を見習いたいと思います。財津和夫さんもデモテープを待って新田さんを待ち伏せした向こう見ずさもしかり…。

新田さんが力説されたチームワークの大切さだけでは無く、そのチームのメンバー個々の積極性も絶対に必要ではないか?…と自分なりに感じました。

チームでの活動…といえば、得てして、オレ1人くらいサボっても良いだろう…長いモノにまかれろ…でその他大勢で埋没ししときゃ安泰だ…などと1人でもそんな不届者がいればチームは崩壊します。

新田さんはモチロン、90歳の高嶋さんも背筋がピンと伸びて顔の色艶も良く堂々とされているお姿を見て、付き人も歳を重ねても、こういった風貌になれるよ〜に…と思った次第です。それには悔いのない人生、悔いのない仕事、人に誇れる実績…それらを積み重ねていかなければなりません。

付き人はまだ67歳…まだまだ時間があります。これからも日々精進してカッコいい高齢者を目指したいと思います。


 
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