数多くの落選者を輩出し、高額転売チケットが横行した「KANタービレ」
なぜそうなったのか…アリーナ座席表を検証してその要因を探ってみたいと思います。
たった3公演の過去例ですが「ぴあアリーナMM」のアリーナ座席表を確認しましょう。
いきものがかり
たて1〜47列
横:1〜84番
宮本浩次
たて:1〜51列
横:1〜84番
KANタービレ〜今夜は帰さナイトフィーバー〜
2024年11月12日開催
たて:1〜46列
横:1〜84番
3公演の座席表を比較分析する
①3公演共にたて使いです。
小田さんの公演なら横使いになります。
②3公演共に横の席番は84番までです。
幅は調整しにくいですね。
③たて列は「宮本浩次」が一番多く51列、「いきものがかり」47列、「KANタービレ」46列という順番になります。
④KANタービレの「たて列」が少ない要因を検証しましょう。
舞台前の映像機器エリアに注目しました。
「宮本浩次」のセッティング
カメラはクレーンと手持ちの2種類でした
「KANタービレ」はクレーンと三脚とレール…
このレールのスペースにより一番前のブロックが2列分少なくなっているものと思われます。
(1-20と1-18)
ここまでは話の筋が通っています。
⑤前から2ブロック目は21-37と19-35…たてが17列というのも理解できます。
⑥問題は一番後ろのブロックです。
いきものがかり=38-47=10列
宮本浩次=38-51=14列
KANタービレ=36-46=11列
たしかに最後列の後ろに折りたたみ椅子を置くスペースは充分にありました。
⑦神奈川県の条例や消防法等の規制があるでしょうが「宮本浩次」の51列までのセッティングが認められているのであれば、なぜ今回の「KANタービレ」でもっと列を増やさなかったのでしょうか?
スターダスト☆レビューの要さんが早い時期にラジオや当日のコンサートでも「3万人以上の多くの方々から応募をいただいた」とおっしゃってました。
…であれば、早い段階で、アリーナの座席設置数を最大限にしてひとりでも多く入場していただく配慮、努力をすべきではなかったのではないでしょうか?
ちなみに「いきものがかり」では当日券が若干枚数販売されました。
「KANタービレ」当日、空席がチラホラありましたが…。
かたや「KANタービレ」の際、同じ窓口では…
身内を大切にされてました。
要するに主催者側のファンに対する気持ちの問題だと思います。
本当にみたい人が観れるライブ…。
会場に来るまでに目にした「チケットお譲りください」のブラカードを持ってたたずむ方々のお気持ちを思うと残念でなりません。
プラカードを掲げておられた皆さん全員が運よくチケットをGETされてあの感動の時間を過ごされた事を願うばかりです。