先日開催された広島グリーンアリーナ公演に関しての話題で・・・
前回に続いて「スマホワイパー」について考えてみたいと思います。
スマホワイパーとは
スマートフォンのライトを点灯させ、小田さんの歌に合わせて頭上で左右に振る行為です。
前回の復習
ホームページの8月26日付タッフダイアリーで思わぬ記事の内容に目が点になってしまいました。
約一ヶ月ぶりにツアーに復帰しました!
客席からの大きな手拍子、拍手、
そしてしだいに灯っていくスマホライトに我々スタッフも大感動!
楽しく、幸せな時間を過ごさせてもらいました!
まさかの「スマホライト」を容認されている発言です。
あいみょんさんのライブの様子
8月30日、大阪城ホールで開催されたあいみょんさんのツアーセミファイナルとなったライブで果たしてスマホワイパーが実施されているのか?実態を確認してまいりました。
結果・・・
スマホワイパーは一回も実施されませんでした。
誰ひとりとしてスマホのライトをつけて振り回す人すらいませんでした。
上の映像でおわかりのように
「メッセージボード」の注意書きのみで・・・
●後ろのお客様のご迷惑になりますので、持ち込み禁止とさせていただきます。
●お持ちのお客様は入口係員にお預けください。
●公演中、ルールをお守りいただけない場合はやむなくご退場いただく場合がございます。
と注意書きが掲載されている事から察するに、あいみょんさんのライブでは「スマホワイパー」ではなく「メッセージボード」を掲げる人が多いのかも知れません。
しかし当日の公演中、付き人が見た限り誰ひとりとして「メッセージボード」を掲げるでもなくあいみょんさんの歌とMCに全神経を集中させて聴かれていました。
【ご参考】
11月5日阪神甲子園球場にて開催されるあいみょんさんのライブの注意事項
《公演当⽇に関して》
- ◆会場内でのメッセージボードのお持ち込みに関して、大きすぎるものや高く掲げたりする行為は、まわりのお客様の視界を妨げるなどのご迷惑になりますので、 節度を持ってお楽しみいただきます様にお願い致します。
- ◆会場内でのカメラ・ビデオカメラ・携帯電話・録⾳機器等による撮影・録画・録⾳は禁⽌とさせていただきます。
守られない場合、データ消去、機材・フィルムなどはすべて没収、または悪質な場合は退場していただきます。 - ◆オフィシャルグッズ以外のペンライト・サイリウム等の光り物の持ち込み、使⽤はご遠慮いただいております。
- ◆ライブ開演中、スマートフォンやタブレット等の携帯端末を使⽤すると、画⾯の光が周りのお客様のご迷惑になり、また公演演出の妨げにもなりますのでご使⽤はお控えください。
他アーティストの状況
・・・と言っても「ジャニーズ系」や「坂系」は参戦したことはございません。
ここ3~4年で参戦したのは鈴木康博さん、宮本浩次さん、平井堅さん、JUJUさん、森高千里さん、Ms.OOJAさん、TULIP、エレファントカシマシ・・・全てのライブでスマホワイパーはありませんでした。
Ms.OOJAさんのバースデーライブでは特製ペンライトを購入しそれを歌に合わせて振りました。
WOWOWで拝見したのですが福山雅治さんのライブではツアーグッズとして販売されているライトバングルを購入して各自腕につけて・・・。
https://twitter.com/i/status/1491336065449398275
https://twitter.com/i/status/1465651832349331457
Twitterで書かれているように「一人ひとりの存在を感じることができ、本当に綺麗な景色です・・・」まさしくその通りです。
スターダスト☆レビューの場合
付き人が参戦したライブで唯一スマホワイパーがあったのはスターダスト☆レビュー「年中模索ツアー」で中ほどの「給油(=休憩のことです)」前の「トワイライトアベニュー」の演奏する時に、要さんからの依頼で観客全員がスマホワイパーを行いました。
これはあくまでもアーティスト側からの依頼でした。
全員揃ってのスマホワイパー・・・場内がひとつになってより一層盛り上がりました。
以上、他アーティストのライブでのスマホワイパー、それに類する「ヒカリもの」の使用について述べてきました。
要するにアーティスト側からの依頼なのか、観客の自発的な使用なのかによって大きく分かれてくるのではないでしょうか?
ところが・・・
冒頭の8月26日のスタッフダイアリーでの記事が掲載されました。
そして・・・
実は広島グリーンアリーナ2日目公演での「君住む街へ」の曲の時にその前兆があったのを付き人は見逃しませんでした。
それは・・・
広島グリーンアリーナ2日目公演のライティング
当日、参戦された皆さんは「君住む街へ」での照明に今までと違った違和感を感じませんでしたか?
付き人の記憶力も弱いので間違っていればごめんなさい。
今までの「君住む街へ」の照明は最初は花道のLEDだけが点灯して観客席の照明は落とされていました。そして後半の手拍子になっていく頃からスタンド席をはじめ場内が徐々に明るくなって、手拍子をしている観客が見えるような演出になっていたものと記憶しています。
君住む街まで
跳んでいくよ
ひとりと
思わないで・・・
そうです!
場内が明るくなって
観客の皆さんの顔 顔 顔
ハンカチを目に当てて泣いている人、じっと小田さんを見つめている人・・・。
ひとりじゃないんだ!
そう思う瞬間です。
ところが・・・
あの日は一部の人のスマホワイパーのパフォーマンスに遠慮してか・・・しばらく場内が暗いままに進行していきました。
最終的には明るくなりましたが、最後までスマホワイパーがハッキリ見えるくらいの暗さでした。
スマホを振る人がいるからここで明るくすれば「かわいそう」というお気持ち・・・配慮・・・空気を読む?・・・ということで現場で臨機応変に対応されたのでしょう。
スタッフだけでなく現場の方々も同じお気持ちになられたのかもしれません。
まさかの小田さん、バンドメンバーのコロナ感染での療養とその影響で国立代々木競技場第一体育館公演と沖縄アリーナ公演が見送りに!
そういうアクシデントを経ての小田さんの復帰初日として広島グリーンアリーナ公演が開催されたということで全員が「いつもと違う心境」であったことはたしかなことです。
元気な小田さんが戻ってきていただいてうれしい!・・・その気持ちは付き人も含め半端なものでは無かったはずです。
スマホワイパーを振られていた方も、そういうお気持ちで振られていらっしゃった方も多かったことでしょう。
しかし、ツアー初日のビッグパレットふくしま公演で既にスマホワイパーを曲目に関係なくのんべんだらりと振られてた方がいらっしゃったのも事実です。
多分、同一人物ではないか?と思ったりもします。
イベンターの対応
ある読者の方から驚愕の事実をお教えいただきました。
6月のとある会場で、スタンドでスマホワイパーを振り続けている観客に係員の方が何度も注意されたそうです。
しかしその方は最後まで止められなかったとか・・・。
現場スタッフの方の中にも・・・
この情報も読者の方からいただきましたが、現場スタッフの数人の方もスマホワイパーをされていたとか・・・。
もう訳が分からなくなってきました。
今日のまとめ
・・・といってもまとめられましぇ~ん。
ひとつ言えることは率先してスマホワイパーされる方に悪気はないということです。
多少の「目立ちたがり屋」「リーダーシップをとりたい」という性格がおありのようですが・・・。
彼ら彼女らとて「してはいけません!」では反発されるでしょう。
要するに周囲の迷惑にならないよ~にいかに満足感を得ることができるか?
次回は、その賛否両論の落としどころを探っていきます。
後方三回転半ひねりの論法で付き人が大岡裁きをご披露したいとおもいます。←期待せんとくわ!
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