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小田和正2019 妄想小説三部作:伝説の愛媛県武道館 第三部感激の♪・・・♪

愛媛武道館…さぬき市野外音楽広場テアトロンではなくこの場所をツアー最終公演の場所に決めたのは宮垣だった。小田も快く了承してくれた。

宮垣には夢があった。四国で伝説を作るんだ!秘策はあった。それには色んなお膳立てが必要だった。テアトロンも風光明媚な素晴らしい場所に違いない。しかし伝説を作るには屋内でなければならなかった。

宮垣が若かりし頃、ダンスホール全盛期だった。そこにはミラーボールが必ずきらめく世界を演出していた。バルーンが風に飛ばされないようにするには屋内でなければならなかった。小田は音響にこだわる。それに応えるにはやはり屋内でなければならなかった。

テアトロン終演時の打ち上げ花火も夏の風物詩として定着してきたが、夏祭りの感じがしてコンサートとして、これでいいのか?自問自答した。

それに、令和の「伝説の武道館」として愛媛県武道館でのツアーファイナルにしたかった。BGMを流すには屋内である必要があった。あの日本武道館のように…。

準備は万全である。

会場管理者には10分だけ遅れる旨依頼していた。

撤収作業の着手も10分間遅らせた。

「ほんなら、やろか!」

担当者が小田の曲のBGMを流し始めた。

場内で、大合唱になるのにそう時間はかからなかった。

宮垣は自分に言い聞かせるようにつぶやいた。

「伝説の武道館は愛媛武道館だぁ~。」

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