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小田和正2019 妄想小説三部作:伝説の愛媛県武道館 第二部 感激のエンディング♪この道を♪

その場面はふいにやってきた。

場内が明るくなりいつものエンディングテロップが画面に現れ、♪この道を♪のインストゥルメンタルが流れたその時、どこからともなく小さな声で歌う声がした・・・

♪未だ見ぬ その場所は どんな風が 吹くんだろう…♪

誰もが、暗黙の了解で歌い始めた。中には軽蔑の目で「静かにっ!」と注意を促す表情で振り向いたヒトも、加速度的に大きくなっていく歌声に、ばつの悪そうに席を立ち出口へと急いでいった。

♪誇りと 正義のために 戦う 自分がいるはず…♪

いつものように舞台袖でエンディングテロップを眺めていた小田が、場内の異変に気付くのにそう時間はかからなかった。

♪晴れわたる 広い空に 明日が 確かに 見える…♪

客席で大合唱が起こっている。

「おい、これはすごいことになってるぞ!」小田が中腰になりながらモニター画面を見入った。

♪守るべきもの それは ただひとつ それを 知った…♪

 

金原がバイオリンでこのフレーズを朗々と弾いた。

 

NHKの特番の続編の撮影を再度依頼されていた西浦カメラマンは、いつもなら金原の演奏姿を撮影するのだが、今日は違った。

舞台袖から、客席を撮影したのだった。

そこには大画面のテロップを眺めながら歌う観客が総立ちになっていた。

西浦はただレンズを客席の方向へ向けているだけでファインダーを覗いていなかった…いや…覗けなかった。

なぜなら西浦の目には涙が今にもあふれそうになっていたのだった。

 

第二部 お・し・ま・い

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エンディングの歌詞はCDの歌の歌詞を一部省略(※)されていますのでご注意ください。

(※)省略歌詞 ♪どんなに 険しくても この道を 信じて行く・・・♪




いよいよ最終章 第三部は驚愕の事実がいま明かされる!

感動のエンディング!

乞うご期待っ!←気体も液体もないがな!もう明日が愛媛県武道館公演の初日やで!

(~_~;)

 

 
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