9月15日発売の新田和長さん著「アーティスト伝説-レコーディングスタジオで出会った天才たち」を拝読しました。
今回はネタバレ無しの感想を述べたいと思います。
新田和長(かずなが)さんってだれ?
オフコース創世記の「ジ・オフコース」の時代にアーティスト専属契約を結んだ東芝音楽工業のディレクターです。
年を経てオフコースを引き連れ「ファンハウス」を設立されました。
追分日出子さん著「空と風と時と」の中で19回も名前が出てきた小田さんに多大な影響を与えた人物です。
ご参考:財津和夫さんは8回、木村史郎さんでも14回。
清水仁さんを小田さんに紹介した張本人でもあります。
さらに言えばYassさんを追い出したヒト…と付き人は勝手に妄想しています。
だから大間ジローさん、松尾一彦さんをオフコースに引き入れた武藤敏史さんともども、付き人からすれば、2人のオフコースを壊した人物として好ましからずヒトです。
しかしオフコース時代の「中の人」として初めて証言される書物でありとても興味深く読ませていただきました。
こんどこそ、君と‼千秋楽(横浜アリーナ公演)を…
観に行かれたハナシからこの本は始まっています。
ここで特筆すべき箇所は…あの時、小田さんが歌われた「ムーン・リバー」での小田さんの描写がスゴイ!やはり「中の人」でしか発見できない事柄が…。これでイッキに最後まで読んでしまいました。
新入社員の時…
タクシーの中で聴いたのがきっかけで…という偶然の出会い。
即、行動に移される非凡なヒトであることが分かります。
小田さん引き留め旅行
Yassさん脱退後、ヤル気の失せた小田さんを引き留めるために中国旅行を企画するあたりアッパレです。
LIFE SIZEの意味
小田さんの章の最後に「LIFE SIZE」の意味が解き明かされています。
今日の朝日新聞朝刊「折々のことば」での小田さんの話題に相通じるものがありそうです。
書物全体に流れる雰囲気が…
とても気に入っています。
なぜなら小田さんを「小田君」と表記されているからです。
かつての一緒に音楽産業で戦ってきた「戦友」としての位置づけであり「中の人」だからこそ言えるのではないでしょうか?
今まで出版された数々の小田さんの評論、評伝では「小田は…」と呼び捨てにされていたのが、すごく抵抗がありました。
その他のアーティストの章も…
とても興味深く「中の人」でしか書けない話題ばかり!
財津さんの「押し売り」のハナシ等はTULIPファンの方必読です。
赤い鳥の「竹田の子守歌」の再録音のくだりもスゴイ!
全て書きたいくらいですが、読者の方からすればネタバレ無しなので中途半端なハナシばかりで飽き飽きされてることでしょう。
少しでも付き人の中途半端なハナシに心惹かれたのなら是非、ご購入を!損はさせません!
https://amzn.to/47uaUFt
ご参考:発刊記念スペシャルイベントについて
アーティスト伝説:レコーディングスタジオで出会った天才たち
刊行記念スペシャルイベント 著者 新田和長トークショー
刊行記念スペシャルイベント 著者 新田和長トークショー
ゲスト:小説家 今野敏 作詞家 吉元由美
*当日は音源試聴もございます。
*当日は音源試聴もございます。
企画演出:佐久間組
日時:9月29日(日)開場12:00 開演 13:00
場所:昭和音楽大学北校舎 5F ラ・サーラ・スカラ
入場料:5500円(新刊書籍込みの代金です)
小田急one会員は5300円
OPクレジット会員は5000円
予約方法
2つの方法があります。
方法その1:CNプレイガイド
公演日程 |
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席種/料金
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※お1人様1公演につき1申込のみとなりますので、予めご了承下さい。 ※サイトアクセス混雑時は、申込完了画面が表示されなくてもお申込が完了している場合があります。 同様にドメイン指定受信設定の為に予約完了(当選)メールが届かない場合やフリーメールご利用の為に予約完了(当選)メール到着が遅延する場合もございますので、必ず[お申込履歴]ページよりご予約内容をご確認下さい。 ※ドメイン指定受信設定は「cnplayguide.com」からのメールを受信できるよう設定をお願い致します。 |
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※お1人様4枚まで ※未就学児入場不可 ※割引価格での販売ではございません。 ※1度お申込みいただいた公演の追加申込みはできませんのであらかじめご了承ください。 ※この優待販売は、必ずしも良席を保証するものではございません。 ※チケットに関するお問い合わせ・予約完了メール未着の場合は、お問合わせフォームよりご連絡ください。 また、お電話での問合せの場合は、CNプレイガイド 03-5800-3799(年中無休 10:00~18:00)までご連絡ください。 |
方法その2:下記佐久間組の企画運営委員小島宛に参加表明ください
当日代金引換でご入場です
kojima0812@me.com
kojima0812@me.com
新潮社の意地
ライバル会社の文藝春秋社が出版した追分日出子さん著「空と風と時と」の向こうを張って出版された今回の書物は、何よりも「中の人」が書かれた貴重な証言であり「昭和の音楽史」を研究する上で貴重な資料である事は間違いありません。惜しむらくはオフコースのプロデューサーで新田さんの大学の後輩(早稲田大学)でもある武藤敏史さんの証言も拝読したかったですが、今となっては叶わぬこと…残念です。
〔感想を記載させていただきます〕※きっと排除のほうでもよいかとお願いいたします。。
素晴らしいプロデューサー、そしてその方の貴重な本、そして講演会をご紹介いただきありがとうございました!!
当日は、そそっかしくも、間違えて新百合ヶ丘駅の南口にでてしまい、途中で気づいて、ぎりぎりに間に合っての講演参加をさせていただきました(最近、ぎりぎりが多くて反省しきりです)。
業界の方々が多く出席されているご様子で、新田さんご本人が、退場される際には、
親しげに、出席者の方々と声をかけあわれたりしているのをみて、とても貴重な稀有な場に参加させていただいていることをひしひし感じた次第です。
ご挨拶も、できず、本当に大変失礼いたしております。m(_ _)m
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音楽業界のディレクターとかプロデューサーは、どのような人なのか、よくわからなかったのですが、伝説的な方というのは、人柄も真摯な仕事への向き合い方も素晴らしい方でした。
冒頭で、「この本は、音楽大学の教科書として世に紹介されるべき」と司会の方がおっしゃっておられましたが、お人柄と取り組まれてきた仕事の本当に素晴らしい内容がつづられているようです。※(まだ、本は、赤い鳥、と最後のジョージマーティンさんのところしかまだ本を読んでいないのに申し上げるのが恥ずかしいですが・・・。読んでないのに感想をアップしてよいのかな)また何か特筆すべきような気づきがもしございましたら後で追記させていただこうと、先んじてアップさせていただいております・・・。
今日、お話をきいた、新田さんは、学生時代から自らバンド経験もあり、よく音楽を知っていて、人柄もよい、(商社をめざすくらいの根性の持ち主)方で、
レコード会社の担当者として、売れる音楽を作成しようと奮闘してきた様子、しかし、売れる音楽、といっても、ただ収益だけではなくて、「良い音楽が売れる音楽である」という「良い音楽とは何か」ピュアな信念に基づいて、愚直に真面目に音楽に向き合って仕事をしてきた人だと感じました。
こういった方がおられて初めてオフコースや竹田の子守歌、他、紹介されていた、素晴らしい音楽が届けられることができたのだと感じました。
また、新田さんとビートルズのプロデューサーのジョージ・マーテインさんとの交流も、新田さんが努力してロンドンまで行かれたり、熱心な働きかけあっての苦労の末に掴まれたことだったとのこと。あと、そのジョージ・マーティンさんあってのビートルズの大ヒットなのに、ご自身が手にするものは雀の涙だったと。
しかしながら、ジョージマーティンさんのマインドや仕事が、陰ながら現代の音楽を支えている!ということを知りました。
現代において、これほどの心意気の方がどのくらいいるのだろう?
(単に私が知らないだけかもしれないですが)ごく一部の純粋に音楽を思って仕事をしている一部の稀有な心意気人が音楽の貴重な部分を陰ながら支えていたりするのかもしれないですね。
講演会で取り上げられた曲は、ずっと語り継がれる、名曲ばかりでした。
今、良い音楽とは何かとか、音楽への思いをもって仕事をしている人、また、その音楽への理解が深く、高い音楽性をもってこの仕事をしている人がどのくらいいるのだろう?
現代の曲って、たくさんの数の曲があるけれど、ずっときいていたい曲やずっと残りそうな曲って、断然少なくなっているのは・・・。もしかするとそのあたりの事情が?と
ちょっと思ってしまった。
私も、もしかすると少し時間は、あるかもしれないですが、(しかし、音楽への取り組んできた積み重ねが、特段、ただなんとなく好きで音楽をただ聴いてきたというようなことしかないので。時間があるとはあまり思えません、汗)
焦らず(急がば回れの精神で)こつこつやっていくしかない、と思いました。
良い音楽に近道はないですね…、きっと。
(そう思う割にあまり、日々、音楽に触れる習慣がなかなかつけられないので、何とかしたいと思います・・・。)
あぁ、あと高島さんは、ちさ子さんのお父様だそうですが、俳優の故高島忠夫さんと話し方などとても似ておられました。(←ミーハー)
〔文春記事などより〕
あと、鈴木yassさんは、音楽理論を学ばれているのですね!それに、東京工業大学出身でエンジニアでおられるので、ご自身でこつこつ音楽をつくっていくという職人肌的なとりくみと、小田さんのじゃらーんとコードでばくっと曲イメージを作っておいてチームで音楽をつくっていく、という嗜好が、二人だけだとうまくいっていたのが、商業的取り組みのところでマッチしなくなってしまったというのが悲劇だったのかな、と今回知りました。。。Yassさんの音楽活動にも興味を持っていきたいと思いました。。。
以上になります。。((つたない感想で大変恐縮でございますが、僭越ではございますが、アップさせていただきました。。)) m(_ _)m
付き人も新百合ヶ丘は未踏の地。サッパリわかりましぇ〜ん。
新横浜からなんで東京都の町田経由小田急線で行かなあきまへんねん?
小田急線自体、大山阿夫利神社へ行く時に利用するくらいです。
小田急の電車に乗る時は必ず「いきものがかり」の歌を口ずさんでます。
貴重なご意見ありがとうございます。
あくまでもレコード会社社員なので良い音楽…かつ売れる音楽が絶えず思考の中にあるはず…。
「小田で行こう!」そういうレコード会社の方針が決定すればYassさんの居場所が無くなってしまいますよね。
さすがにあの講演会の時、こう言うハナシは立場上されませんでしたが…。
そういった意味で、1人の証言だけで物事を理解するのではなく、いろんな方々のナマの証言を自分なりに集めてご自身で判断する事がとても重要になります。
その際、評論家の記述は参考程度に留めておくことが重要です。
得てして、小田さん関係の評論をそのまま真実として鵜呑みにして意見を述べられている方がいらっしゃいますが、その行為はとても危険です。あとで間違った情報と分かっても評論家は責任をとってくれません。
新田さんご自身、講演の中で、巷でいろんな尾ひれが付いたハナシが横行しているのを見かねて、今回の出版となりました…とおっしゃられていました。どんなハナシか具体的に聞きたかったですね。
オフコースのディレクター武藤敏史さんがお亡くなりになられたのが、とても残念です。ナマの証言をお聞きしたかったですね。
これからも貴重なナマの証言が聞ける講演会があれば会場の遠近に関わらず積極的に参加します。ご期待ください。